living things - 小さい物語たち

かつては幼虫の写真一枚で絶叫し、 かぼちゃからうねうねが現れた日には、 かぼちゃを捨て、部屋の隅で体育座りして震えていた。 けれど地球は、サピエンスだけのものじゃないと知った。 嫌いだった小さな命が、次第に愛しくてたまらなくなった。 AIと織りなす、ちいさな生き物たちの物語を手描きのイラストと共にお届けします。 虫が苦手な人にも「へぇ、こんな世界もあるんだ」って思ってもらえたら嬉しいです。

ミステリー

遅すぎる犯人 ~ヌカカの完全犯罪~

キャンプ楽しかったはずが…翌朝、体中が地獄!「気づかないうちに刺される」最凶の虫・ヌカカにやられたミステリー風短編。 刺され対策も最後にちょこっと。読んで損なし! 吸血昆虫 ヌカカ(吸血中) 夏の終わりの夕暮れ、渓流沿いの古いキャンプ場。It was…

赤い残像

ベニテングタケの鮮やかな赤が、霧深い森に潜む秘密を呼び覚ます―― 短編ミステリー「赤い残像」 毒キノコ代表、ベニテングタケ 山間の古い別荘に、秋の終わりが訪れていた。 The end of autumn had arrived at an old mountain villa. 霧が濃く立ち込める午…

アサギマダラは二度飛ぶ

日本で一番遠くまで旅をするチョウ、アサギマダラ。 薄青い透けるような翅で2000km以上を飛ぶ、まるで風そのもののような生きもの。 秋に見かけたあの子は、もしかしたら誰かとの再会を果たしに来た旅人かもしれません。 薄青い透明感のある美しい翅と毒を持…