living things - 小さい物語たち

かつては幼虫の写真一枚で絶叫し、 かぼちゃからうねうねが現れた日には、 かぼちゃを捨て、部屋の隅で体育座りして震えていた。 けれど地球は、サピエンスだけのものじゃないと知った。 嫌いだった小さな命が、次第に愛しくてたまらなくなった。 AIと織りなす、ちいさな生き物たちの物語を手描きのイラストと共にお届けします。 虫が苦手な人にも「へぇ、こんな世界もあるんだ」って思ってもらえたら嬉しいです。

天然記念物

キシノウエトカゲの絶滅回避大作戦 ~青尻尾がピチピチ編~

絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている日本最大のトカゲ「キシノウエトカゲ」。 自切する青い尻尾、日光浴の大切さ、肉食生活、外来種や開発の危機…… 子供から大人まで、読みながら自然と特徴が頭に入るユーモア満載の物語です。 野生では見かける機会が少ない …

小さな冠の海の家族

カンムリウミスズメの静かで温かな海の暮らしをイメージした、ほっこり癒しの物語です。 波の音と小さな冠羽が揺れる、穏やかな世界へどうぞ。 カンムリウミスズメの親子 黒潮の優しい波が、伊豆の沖をゆったりと揺らしていた。 Gentle waves of the Kuroshi…

黒いふわふわの夜の旅人 ~クロの小さな冒険~

奄美の夜の森にひっそりと暮らす「生きた化石」、アマミノクロウサギ。 短い耳ともっふもふの黒い体、のんびりした動き、そしてユニークな子育て方法など、 クロの視点で描いた可愛い物語と一緒に、その魅力をお届けします。 ずんぐりむっくりで、原始的な姿…

川の底で、今日も息をする

オオサンショウウオの息継ぎシーンに癒されて創作した癒し系ショートストーリー。 のんびりした川の時間が、心をほっこりさせてくれます。 存在感とゆる〜い動きが魅力のオオサンショウウオ 深い山の奥、苔むした岩が並ぶ渓流の底に、彼はいた。In the depth…

闇の泳ぎ手

世界で西表島にしかいない、超希少な野生ネコ『イリオモテヤマネコ』。 夜の森を静かに泳ぎ、狩り、生き抜く彼らの物語。 神秘的でカッコいい イリオモテヤマネコ 西表島の夕暮れは、まるで世界が息を潜める瞬間だった。 The twilight on Iriomote Island fe…

雪原の舞姫

雪に覆われた釧路湿原で、タンチョウのダンスが始まる。 野生の美しさと命の喜びを、静かに綴った短編です。 舞う姿が幻想的なタンチョウ 北海道の東部、釧路湿原の冬は厳しく美しい。The winter in eastern Hokkaido, Kushiro Marsh, is harsh yet beautifu…

黄金の縞模様が語る、静かな奇跡 ~金明孟宗竹との出会い~

日常の喧騒を忘れさせてくれる、静かな黄金の竹林。 そこにあったのは、自然が紡ぐ優しいメッセージ。 黄金色の地に緑色の縦縞が入る美しい、金明孟宗竹 ある春の朝、私はふと西日本のある小さな山里を訪れた。 One spring morning, I suddenly decided to v…