植物
庭や農園でよく見かけるゼニゴケ。 実は4億年以上も前から地球の土を育んできた、すごい生命体です。 これはゼニゴケ本人が語るゼニゴケの物語。 モデル植物として遺伝子研究にもよく使われている ゼニゴケ 私の名前はゼニゴケ。 My name is Zenigoke (March…
僕、ヤッコソウ ~光合成ゼロの究極寄生進化物語~ 牧野先生に「奴(やっこ)みたいだ」って命名された、森の究極寄生者ヤッコソウだよ。 光合成? そんな面倒くさいこと、俺は生まれた時から「パス」してるぜ。 いくよ、俺のダメ進化物語、笑いながら聞いて…
春の里山で見つけた、小さな奇跡のお話。 白い花粉を運ぶミツバチのミミと、ひっそりと咲く草いちご。 二人の交流を通じて、自然がそっと教えてくれる『命の繋がり』と『小さなしあわせ』を、 ぜひ感じてみてください。 春の白い花と初夏の赤い実が可愛らし…
桃(くるみ)は、古代ペルシャからシルクロードを渡り、 日本やヨーロッパ、アメリカへと旅を続けてきた、歴史の 目撃者です。 一粒の胡桃に込められた、生命の強さと優しさをぜひ感じてください。 「脳に良いナッツ」として世界的に人気のクルミ 遥か昔、西…
日本の春を象徴する美しい藤の花。 古事記に登場する「藤の花衣」の神話や、万葉集で「藤波」と詠まれた優雅な姿は、 千年以上も日本人の心を魅了してきました。 この物語では、神話と古典和歌を織り交ぜ、藤が象徴する「恋の絆」と「永遠の美」を優しく語り…
世界を優しく彩るハナミズキ。 北米原産の花水木が、種とともに大陸を巡り、自生の花を咲かせていく心温まる物語です。 春の贈り物のような気持ちでお楽しみください。 ハナミズキ 花言葉は「永続性」「返礼」「華やかな恋」など 遥か昔、北アメリカの東部、…
オフリス・フキフロラは、まるでハナバチのメスに擬態してオスを魅了する不思議なランです。 自然の賢さとユーモアを感じながら、科学的な性擬態の仕組みも楽しく学べる内容です。 どうぞお楽しみください! オスハナバチを誑かす(笑)オフリス・キフロラ …
道端にひっそり咲く紫の小さな唇のような花——それがホトケノザ(henbit)。 ホトケノザ本人が語るユーモラスな進化日記。 ただの雑草だと思っていたホトケノザが、実は驚くほど賢いサバイバーに見えてくるはず。 閉鎖花で保険、開放花で冒険 ホトケノザ よお…
人気のヤマゴケには、ホソバオキナゴケとアラハシラガゴケの2兄弟がいて、 葉の長さや曲がり具合で微妙に違う。 可愛いヤマゴケの兄弟の視点で描いた楽しい物語をどうぞ。 苔好きさん必見、違いが自然に覚えられるかも? ホソバオキナゴケ アラハシラガゴケ …
道端のヨモギが、世界中の人々を繋ぐ奇跡の香りになる――。 日本・中国・韓国・ヨーロッパのヨモギ文化を織り交ぜた、心温まるファンタジー短編。 実はグローバルな植物 ヨモギ 日本の小さな山里、春の陽射しが柔らかく降り注ぐヨモギ畑に、少女・あかりはい…
スーパーで何気なく食べるアーモンド、実は4000年以上前に人類が『毒!苦い!』と絶叫しながら、執念で甘く安全に変えたスーパーナッツだった! 人類の食い意地と歴史の面白さの物語をどうぞ! アーモンドの花 むかしむかし、紀元前何千年も前の肥沃な三日月…
世界を旅する一粒の梅の実。 中国の酸梅湯から韓国の梅シロップ、日本の梅干し、ハワイのLi Hing Muiまで―― 梅は国境を越え、言葉を変えながらも、変わらない酸味と強さで人々を繋いできました。 そんな梅の物語。 梅 春を告げる花 古い時代、中国の長江流域…
冬の寒さに耐えて静かに咲くニホンズイセン。 その小さな花が灯す光と甘い香りに、心が温まる短編物語です。 家族の絆と春への願いを込めて、どうぞお楽しみください。 甘くて強い芳香がある日本水仙 冬の海はいつもより静かだった。The winter sea was quie…
百年生きても、切られたらまた芽を出す。 コナラの力強い再生を描いた物語。 萌芽力(切り株から新芽を出す力)が強い コナラ 山の斜面に、古いコナラが一本立っていた。An old Quercus serrata stood on the mountainside. 名前はない。ただ、村の人たちは…
カンサイタンポポのように、控えめでも確かに輝く。 少女と小さな黄色の花が交わす、静かな約束の物語。 ちょっと控えめなカンサイタンポポ 春の午後、京都の外れにある小さな路地裏。 One spring afternoon, in a small back alley on the outskirts of Kyo…
野生のハエトリソウを擬人化した、ちょっとツンデレなおじいちゃん視点のコメディショートストーリー。 人間という最大の天敵に翻弄されつつ、今日も一匹の大物を狙うじいさんの日常を、 クスッと笑いながらお楽しみください。 賢く進化した植物 ハエトリソ…
1200年生きるソテツのおじいちゃんが、新入り苗に負けじと奮闘する、 ちょっとシュールなショートストーリーです。 動かないのが取り柄の“生きる化石”が、意外なところで本気を見せる…? 植物好きの方にクスッと笑っていただけたら嬉しいです。 植物界の生き…
中央アジアの野生の小さな酸っぱい実から、シルクロードを旅して甘く大きな果物になったりんごの物語。 数千年の人間の工夫と冒険が詰まった、りんごの栽培化の歴史をショートストーリーでどうぞ! 野生の小さな林檎 中央アジアの天山山脈、険しい岩肌と深い…
野生のまま、静かに生きるコウヤノマンネングサ。 その静かな語りに耳を傾けてみてください。 きっと、心が優しくなるはずです。 小さなヤシの森を作るコウヤノマンネングサ こんにちは。私は、コウヤノマンネングサ。 Hello. I am Climacium japonicum. み…
ぺんぺん草のシャラシャラという音とともに蘇る、祖母との思い出。 小さな野草が教えてくれた、人生の優しさと強さの物語。 道端の小さな野草、ナズナ 春の訪れを告げる風が、田舎の細い道を優しく撫でていた。 The wind announcing the arrival of spring g…
メキシコの荒野に咲く、星のようなサボテン。 触れてはいけない美しさの話。 星のようなサボテン、鸞鳳玉(らんぽうぎょく) メキシコの北部高原、チワワ砂漠の辺境に広がる石灰岩の荒野。そこで、一つの小さな命が芽吹いていた。 In the limestone wilderne…
日常の喧騒を忘れさせてくれる、静かな黄金の竹林。 そこにあったのは、自然が紡ぐ優しいメッセージ。 黄金色の地に緑色の縦縞が入る美しい、金明孟宗竹 ある春の朝、私はふと西日本のある小さな山里を訪れた。 One spring morning, I suddenly decided to v…
可愛い花とは裏腹に棘だらけな姿から、 韓国では「嫁の尻拭き草」と呼ばれ、インパクトのある名前がつけられた植物、 ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)。 花言葉は、見かけによらぬ、変わらぬ愛情。 そんなママコノシリヌグイとある親子の物語。 継子の尻…
コセンダングサnooooooooooooo!!!(服に100個くっついて取るの無理ゲー)。 世界征服を目論む黒い凶器、コセンダングサとの戦いの物語。 Devil's beggarticks=悪魔のひっつき虫、コセンダングサ 秋の陽気が気持ちいい10月の午後。 It was a pleasant Oct…
恐竜時代から生き続けるイチョウの木が、死にたくなったあの日、私を止めてくれた──。 黄金の葉が舞う秋に読みたい、静かな再生の物語。 黄金に輝く扇状の葉を持つイチョウ 秋も深まった十一月のある日、私はいつもの散歩道を歩いていた。 On a day in Novem…
部屋に一鉢、ウンベラータがやってきてから、私の毎日が少しずつ優しくなった。 ハート型の葉に隠れた小さな奇跡の話。 ハート型の葉を持つウンベラータ 都心から少し離れた、古いビルの三階。 A bit away from the city center, on the third floor of an o…
──会えなくても、届く想い。 毎年八月二十日だけ、木のうろが郵便受けになる。 雪の降る札幌と、蝉の鳴く田舎町。 遠く離れた二人の時間が、葉ずれの音に乗って静かに重なる瞬間。 ──会えなくても、届く想い プラタナスの郵便受け 高校のとき、翔太と悠斗は…
秋の山で出会った、一生忘れられない光景。 「触るとかぶれる」と言われる毒草・センニンソウが作り出す、白い髭の海。 遠くから見るとまるで雲のようで、近づくと……そこには仙人がいた。 センニンソウ 秋も深まった十月の午後、祖父の古い山小屋へ写真を撮…
カラスザンショウ」という、ちょっとマイナーな山椒の仲間。 山椒ほどピリッと来ないのに、ふわっと森の風みたいな香り…… 実在する植物「カラスザンショウ」をモチーフにした、ほんのり優しいお話です。 よかったら、香りを想像しながら読んでみてくださいね…
うちの庭に、冬に黄色い花を咲かせてドヤ顔するヤツがいます。名前はツワ夫。職業:ツワブキ。今年の冬、この男(植物)がとんでもないことをやらかしました。 「庭の最強ヒーロー「ツワ夫」 俺の名前はツワ夫。 My name is Tsuwabuki-o (Mr. Tsuwabuki). 職…