living things - 小さい物語たち

かつては幼虫の写真一枚で絶叫し、 かぼちゃからうねうねが現れた日には、 かぼちゃを捨て、部屋の隅で体育座りして震えていた。 けれど地球は、サピエンスだけのものじゃないと知った。 嫌いだった小さな命が、次第に愛しくてたまらなくなった。 AIと織りなす、ちいさな生き物たちの物語を手描きのイラストと共にお届けします。 虫が苦手な人にも「へぇ、こんな世界もあるんだ」って思ってもらえたら嬉しいです。

爬虫類・両生類

腐葉土の底にいるもの

マダガスカル南部の腐葉土の奥深くにひっそりと生きる、幻のヤモリ『ネロサラマンダーヤモリ』。 発見記録が極めて少ない超希少種の視点で綴った、静かなショートストーリーです。 ほとんど誰にも知られず、ただ生きていることの美しさを…。 幻のヤモリ、ネ…

クロックの愉快な大冒険

水辺の最強捕食者のはずのイリエワニが、実は友達が欲しくてドタバタ大冒険!? 怖いイメージをひっくり返す、ユーモアたっぷりの心温まるお話です。 子供から大人まで、クスッと笑いながら読んでみてください。 水辺の最強捕食者 イリエワニ オーストラリア…

緑の影で踊る恋 ~野生のアノール目線の1日~

野生のアノール目線で綴った、熱帯の小さな恋と日常の物語。 赤い喉袋を広げて、今日もプッシュアップ! 鮮やかな緑色で色が変わり、赤い喉袋をパッと広げるアノール 俺の名前はない。My name doesn't exist. ここではただ「俺」でいい。Here, just "I" is f…

ヒバカリ、ヒバちゃんの特別な一日

日本に生息する小さな無毒ヘビ『ヒバカリ』の、ほのぼのショートストーリーです。 普段は人間に怖がられるおとなしいヘビが、ある雨上がりの朝、珍しい出会いを経験します。 ヒバカリの視点で綴った、心が少し温かくなるお話です。 小さな無毒ヘビ、ヒバカリ…

私の大地、私の時間 ~ギリシャリクガメの一日~

野生のギリシャリクガメの視点で書いた短い物語を。 ゆっくりとした時間と大地の温もりが感じられたら嬉しいです。 何世代もの記憶が重なっている甲羅を背負う、ギリシャリクガメ 私はこの丘に生まれて、すでに何十年も生きている。 I was born on this hill…

ガンジスの声〜最後のガビアル〜

ガンジス川の流れとともに生きる、細長い吻の主。 彼の目線で見た世界は、美しく、そして痛々しい。 絶滅まであと一歩の野生のガビアルが、人間に伝えたいこと——。 静かに、でも強く響くその声に、耳を澄ませてみてください。 絶滅の危機にあるインドガビア…

青い守護者 ~裏山の秘密の住人~

日本最大級の無毒ヘビ『アオダイショウ』。 ヘビと聞くと怖いイメージを持つ人も多いと思いますが、アオダイショウは実はとってもおとなしくて、人間にとって役立つ存在。 ヘビが少し苦手な方も、ぜひ読んでみてくださいね。 裏山の青い守護者、アオダイショ…

クレちゃんの森の夜

南太平洋の隠れた楽園、ニューカレドニアの雨林。 そこで繰り広げられる、クレちゃんの小さな大冒険。 樹上を駆け巡り、夜の闇で体を輝かせ、好奇心のおもむくままにジャンプする。 かつて「絶滅した」とされたが、再発見されて今も自由に生きる。 まつ毛の…

海の芝刈り機と私 ~小笠原でアオウミガメさんに恋した夏~

「海の芝刈り機って呼ばれてるのに、態度が完全にヤンキー。 でもそのドヤ顔がたまらなくカッコいい…… 小笠原で出会ったアオウミガメに、完全に恋しました。 そのドヤ顔... アオウミガメ 去年の夏、私は人生で初めて小笠原諸島に行った。 Last summer, I wen…